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日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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前記事のオリキャラで、短い話を書いてみる。



一次創作(オリジナル)なので、そういったものが苦手な方、嫌いな方は
このままスルーすることをお勧めします。


見てしまった後の苦情は受け付けません。
















































27.jpg

「間抜けな顔」
耳を通る目覚めの一声。
自分の今いる状況を理解するには、頭が完全に機能を取り戻していないが、
少なくとも目の前に現れた――目覚める前からいたかもしれない――少女が、
自分の知らないヒトであることだけは、おぼろげな頭でも理解した。

「あなた、”ココ”のヒトじゃない。
 ”ココ”のヒトは、寝るときに大筒や車輪を身体に乗せてないもの」

寝る時にそんなものを身体の上に乗せるヒトなんていないだろう。
けれど、首だけを動かし、自身の身体を見れば、なるほど。
寝ていたらしい自分の身体の上には、古い大砲や鉄の車輪等のガラクタが
積み上げられるように乗っている。
押しつぶされなかったことが不思議だ。

腕や足がうまく動かないのは、恐らくう身体の上にのっている物が原因だろう。
無表情に自分を見下ろす少女に、とりあえず助けてほしいと
眼で訴えてみると、意思の疎通ができたのか、
少女はシャベル――位置的に死角で見えなかった――を握り、梃子の原理で
ガラクタをどかし始めた。
なかなか重さのあるガラクタを、シャベルで軽々どかしている姿は
少女の外見には似合わなかった。

ふと、今まで疑問に思わなかった事が浮かび上がり、少女に声をかけた。

”ココ”はいったいどこ。

君は誰。

少女はシャベルを振るう手を休めることなく、淡々と口を開いた。

「わたしはがらくた。
 ”ココ”の名前は 【junk Field 】 
 この世界――エヴェルブ――の、ガラクタ置き場」

身体に乗っていた最後のガラクタをどかし、
少女はゆっくりとした動作でこちらへ手を伸ばした。

「多分、昼寝をしに来るような場所ではないと思う」

表情からはわからない、多分あきれているのであろう少女の
伸ばされた手を、僕は掴み、立ち上がった。



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