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日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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「秦広王の交代が最も多いとされる理由はネ、秦広庁が冥府の中でも
 現世に最も近い場所とされているからなんダヨ」

杯に酒を注ぎながら都市王は柔らかな口調で説明をする。

「秦広王の中にある魂が、現世に曳かれているんダ。
 だから”彼ら”は最も世代交代が多くおこるんだヨ」

 ―――納得したか?

初江王は震える手を祈るように握り、小さく頷いた。

「オレ達十王は、十王の交代がおきた時、それまでの付き合いや感情に
 振り回されないように、古い十王の記憶は自然と忘れて、新しい十王が今まで仕事を
 こなしていたように勝手に記憶させられる」
「だから、トシオさんは悲しくないって言うの…?」

 ―――私には、それは分かりません。

「しんこー君がいなくなった時、私はきっとトシオさんの言うとおり忘れてしまうかもしれない。
 けれど、私はきっと、しんこー君が冥府からいなくなった時、」

泣いてしまうかもしれません。
納得はしても、共感することはできません。

 







都市王:十王間での特別な関係に、特別な感情は抱かないほうがよいと釘を刺しまくってる。
初江王:秦広王を弟や友達のように思い、大切に思っている。
秦広王:本人バレていないつもりで、初江王が好き(初江は気づいていない)

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