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バカミとその部下の話をもったりと。
勢いで書いているから落ちがログアウトしている。
むしろ途中で飽きた。
奴らのテンションはどうやっても描ける気がしないが
謎の疾走感があることだけは伝えられればこれ幸い。
「何してんですかアンタ」
書類を持ったまま動かない枝龍の腰を、抱きかかえるように
彼の上司にあたる創星ノ戯心がぴったりと張り付いている。
仕事ができず文句を言う枝龍など気にも留めず、戯心は黙したまま枝龍の腰に
張り付いている。
「用がないなら離してください、まだ仕事残ってんですよ」
「枝龍がやさしくなーい、ちょっとは優しさを見せてよー…」
ぶー、と口で言いながら腰を抱く腕に力を込めた。
枝龍は思った。
とてもうざい、と。
しかし仮にも直属の上司。
そんな思いを簡単に口にすることは、
「いい加減うざいんで離れろっつってんだろこの昆布!!!」
「子持ち昆布!?」
口にすることは日常茶飯事だった。
部下からの心無い一撃に、戯心の腕の拘束が緩んだ。
「子供もってる時点でアンタより生産性はありますけどね昆布」
「つまりボクは昆布以下だと言いたいと!?」
「わかってんなら仕事しろ塵芥め」
にっこり、という言葉が似合うそうな笑顔で枝龍が言い放つと
疑心はあっさりと腰の拘束を解いて、顔を両手で覆い、グスン、と涙声になった。
「上司を泣かせるなんて、キミ本当にボクの部下なの?」
「その両手おろしてみろ、本当に泣いてたら張り倒しますよ」
泣いてなくても殴り倒しますけど。
枝龍の言葉にあっさりと観念して、戯心は「ごめんなさい☆」と舌を出して
子供がやればかわいらしく見える謝罪を述べた。
大切なことなのでもう一度言おう。
子供がやれば可愛い謝罪を述べた、と。
「しかし仮にも”神”を塵芥とは、すごいねキミは」
「他の神の前でそんなこと言いませんよ、アンタだけです」
「え、そんなボクだけ特別視なんてやだ照れちゃう…!!」
「意味合いが180度ちげぇんだよ!!腰くねらすなキモチ悪いッ!!!」
ぽっ、と顔を赤らめた戯心に、枝龍は一点のためらいもないローキックをかます。
キックにしてはやけに鈍い音を立てて、その場にしゃがみ込んだ戯心は足を抑え込みながら
鬼!!やら、酷い!!と文句を叫んでいる。
「…で、何ですかいったい。理由なく腰に抱き着いてたんならマジで殴りますよ」
「おっと、待って待って。ちゃんと理由があるんだよ」
「ほう、そのちゃんとした理由とやらをちゃんと説明してもらえるんですよね」
「やだもうそんな、恥ずかしいよ…ってストップ、待って、タイム、その握った拳をそのままおろして」
痛いのはごめんだと、後ろに後ずさる戯心を見て、枝龍は大きく溜息をつき
振り上げるはずだった拳から力を抜いて、ゆっくりとおろした。
「枝龍はすぐに暴力に訴えるんだから~」
「アンタの可笑しな言動をただすには手っ取り早い方法でしょう?」
やれやれと、額に手を当てて息をつく枝龍。
それを見て戯心が、ムッ、と眉を寄せる。
「僕の言動にいちいち意味があると思ったら大間違いだよ枝龍」
「よし、そこになおれ、脳天揺り動かして正常な思考に戻してやろう」
バキッ、と指を鳴らして戯心に近づく枝龍に、疑心は悪ふざけが過ぎたと
両手を軽く上げて、降参の意を示す。
それを見ながらも、撃退体勢を崩さない枝龍に、戯心が首を傾げた。
「結局、腰に抱き着いていたのはなんだったんですか?」
返答によってはそのままヘッドロックかけます。
「え、嬉しくなかった?」
「男に腰を抱かれて身動き取れない状況のどこが嬉しいと、むしろ悪寒が走ります」
あれー?、とさらに首を傾げた戯心。
その様子を見てジリッと、距離を詰める枝龍。
枝龍の動きに、戯心は苦笑いを浮かべた。
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ここまで書いて飽きた。