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日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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内容がないよう。
CSではない、ポケ擬の話でもない、ISDの話でもない。

中途半端のロクデナシ~。





両の眼を手で覆ってしまえば、見るということが制限される。

口を手で覆ってしまえば、言葉というものが制限される。

耳を手で覆ってしまえば、聞くということが制限される

身体の自由を奪ってしまえば、動くということが制限される。

他者からの介入によって制限されるモノ。


「そういった抗えぬ制限に、ちょっと憧れるわけだよ」
「アンタはマゾですか」

ヒラヒラと宙を舞う羊皮紙や巻物を遊ばせながら、そんなことをのたまった男。
いつもの戯言と聞き流していたが、おもわぬ発言が飛び出たことによって
思わず口を挟んでしまった。

手にもった筆を宙でサラサラと動かせば、飛び交っている羊皮紙の紙面に
文字が躍るように書き綴られていく。

「マゾっていうかー…まぁ、無駄な願望ってヤツ?」

チカラのあるモノは、そのチカラがどんな形でアレ、抑える、抑制する、制御する
要するに普段自身が自身の動きと意思を円滑に実行する上で、制限必要とする。

人間ならば、シャカイというもので生きるため。
動物ならば、無駄なエネルギーを消費しないため。
自然ならば、同じ自然との調和の中にあるため。

ではそれらから逸脱した存在は?

「ほら、僕って、その辺のヒトいわく、カミサマってやつだからー」

ケラケラ笑いながら男は片手を振ると、宙を舞っていた書類は、バサバサと音を立て
綺麗に整理された状態で机の上に落とされた。

「何でもおもうがまま、らしいからさ。ちょおっと憧れてみたワケ」

口元は笑みを浮かべていた。
奔放に様々な世界へわたっている男だ、どこで誰に何を言われたかはわからない。
けれどもその発言につながるようなことを誰かに、何かに、示されたのだろう。

制限は、どんな形でアレ何かを守るためのモノ。

ヒトであれ、動物であれ、自然でアレ。

守るということは、たとえ自覚なくとも、制限することに少なからずつながる。

ソレを考えてみたうえで、目の前の男が
果たして、自由でおもうがままの無制限な存在―カミサマ―だといえるだろうか。





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