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日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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CSキャラで小話を、書きたいように書いています。

以下のお子さんお借りしています。

・晴太さん
・椎那さん
・縷々さん、シュウちゃん




「ラピュタや!!縷々、ラピュタがあんで!!」
「いやいやいや、世界中どこ探してもふつうラピュタ存在しねぇって!!」

目をキラキラさせている椎那に、パシンと突っ込みを入れる晴太。
シュウに連れてこられたのは、建物の最上階の屋上。
360度視界が開けていて、遮る物がなくあたりを一望できた。
そこでようやく3人は、今自分たちがどこにいるかを知る。

「日本、じゃないわよね」
「おい、あっちの山の方、城みたいな建物があるぜ」
「空に何か飛んでる。あれって、ドラゴンなんかなぁ?」

目に映る風景は自分たちの知っているモノとはあまりに違う。
空に浮かんだ都市、大きな湖、西洋の色を漂わせる街に、大きなお城。
椎那ははしゃぎ、縷々は困惑し、晴太は唸って考え込んだ。
そんな一同の動きを、シュウは冷静に見ていた。

「プラウディアではそんなの当り前にあるよ。やっぱりお兄さん達、呼ばれた人なんだね」
「ぷらうでぃあ?」

シュウの言葉に、おうむ返しに椎那が訊ね返す。

「プラウディアはこの世界の名前だよ。お兄さんたちの言う『にほん』とは違う世界かな」
「んじゃぁ、呼ばれた人ってのは?」
「言葉の通り、こことは違う世界から呼ばれた人のことだよ」

当たり前のように言うシュウに、3人は顔を見合わせる。
シュウはそれでわかるようだが、晴太達には理解ができなかった。

「詳しく話したいけど、ここじゃぁゆっくり説明もできないね」

追われてるし、とシュウは最後に付け足した。

「そういえば、追われている理由もわからないのよね」
「それならすぐ説明できるよ」

縷々のなんとなしに呟かれた言葉に、シュウは手を上げて答えた。

「アタシ、ここの連中に捕まってるはずの友達を助けに来たの。
 で、見つかって追いかけられてたってわけ」
「それってつまり、シュウちゃんが侵入者ってこと?」
「うん」
「じゃぁ、悪者ってことか?」
「お兄さんにはそう見える?」

晴太はマジマジとシュウを見つめる。
泥棒やヤクザのような、それっぽい感じは一切ない
いたって普通の、どこにでもいる女の子に見える。
むしろ、先ほど追って来ていた連中の方が、よほどそれらしく思える。

「でもシュウちゃん、それならこんな逃げ場のないところに来てもよかったの?」
「せやな、行き止まりやん?」
「あぁ、それなら大丈夫」

縷々と椎那の心配そうな声に、シュウはカラカラと笑顔で返す。

「逃げる場所ならここにあるもん」

そう言って、空を指さした。

そこには空を悠々と飛翔してくる、巨大な船の姿があった。








 

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