日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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昨日シンさんと話していた、野営の話を書き出してみた。
スラリーというのもおこがましいけどスラリーだよ!!
そういう表現はないけどBL苦手な人は戻ってね!!
あとすごく短いよ!!
昼の暖かさとは逆に、夜は少し冷えた。
焚火の傍で銃の手入れをしていると、テントから人が出てくる気配を察した。
よく知ったその気配に、気を抜かいないまでも、特に警戒せず銃に意識を向ける。
気配は背後へやってくると、ストンと座りこんだ。
何だ。
爪先程度の疑問。
そしてすぐに背中に軽い重みがやって来た。
一瞬、手元が止まる。
「どうした。甘えん坊か」
「いえ、特にそういうわけじゃ」
話しながら、すぐにまた手を動かす。
背中合わせ。
客観的に見ればそういう構図なのだろう。
「夜番代わってくれるのか」
「今晩は貴方の番でしょう」
「なんだ、なら何で起きてきた」
「少し目が冴えてしまったので…もう少ししたら寝ます」
そんな何気ないやり取りをする。
カシャンカシャンと、銃の手入れをする音が夜の闇に溶ける。
しばらくして、背中から欠伸を殺すような息詰まりが聞こえた。
しかしテントに戻るような気配はない。
テントに戻るよう促そうか。
しかしきっと言っても無意味だろうということは知っている。
だからあえて何も言わなかった。
とっくに終わった銃の手入れにため息をついて
スライルは夜空に浮かぶ月を見上げた。
2人の姿を隠すように、雲が月の光を遮った。
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