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日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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メモ程度のSSS。
主人公の名前は未定。
主人公2でヲリス。甘党で、いつもキャンディや砂糖を食べている。





ジャリジャリ。

 

……5口目。

 

ジャリ、ジャリ。

 

……6口目。

 

ジャリジャリジャリジャリジャリジャリ……。

 

断続的に続く砂を噛むような耳障りな音は、止まる気配を一向に感じさせない。数えるのもバカらしくなり、キッチンで茶請け用の羊羹を切り分けトレーに乗せる。用意の整ったティータイム用品一式を、音の現況のいる書斎へと運ぶと、相も変わらずジャリジャリと音を立てる元凶の主を目に留める。

 

「袋のままの砂糖をスプーンですくって食べるの、やめて下さいよ」

 

手近なテーブルにトレーを置くと、砂を噛む――もとい、砂糖をむさぼる――耳障りな音が止んだ。口元の高さにあげられたスプーンは、砂糖を山盛りすくった状態でぴたりとその位置に止まっている。

いかにも高そうなアンティーク調のイスに適当な座り方をし、片手に砂糖のキロ袋を抱えるその姿は、仕草の可愛らしい子供の姿ではない。書斎という屋外より暗さのある室内でもわかる菫色の髪を無造作に伸ばし、室内であるにもかかわらず頭にくたびれた帽子を乗せる男は、青年というには育ちすぎており、熟年というには大分若い容貌をしている。

 

「たまには良いだろう、こんな贅沢なことをしても」

「随分貧乏くさい贅沢ですよね、それ」

 

男はけだるげに首を傾げて、トレーをもった青年へと視線を投げる。

口元には笑みを浮かべているが、眼差しはとろりと微睡んでいる。

 

「少年よ、この程度のことで文句を言っているようでは、今後見つかるであろう【本】の対処に困ることになるぞ?」

「僕が直接手を下すわけじゃないですし、構いません」

「言うネェ…」

 











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