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日和やオリジ等々の、絵ログや駄文を置く倉庫。
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名前:アデル
性別:女
種族:がらくた
職業:写本家



がらくた。JFに住んでいる写本家。十代半ば。
JFの集落に住んでいる、コリコに好意を寄せる少女。
がらくたサマに苦手感情を抱いている。



2013033023440000.jpg





「あのー、すみません。煉瓦亭のヒトですよねぇ?」

ガラクタ山の崩し作業を行っている最中、そう声をかけられた。
声の方を向いてみれば、オレンジ色のツインテールが可愛らしい少女がこちらを見上げていた。
少女と言っても、それほど歳は離れているようには見えない、十代半ばくらいだろう。
少女の問いに頷いて返すと、少女はうれしそうに笑顔を見せる。

「それじゃぁ、コリコさんが今どこにいるか知ってますか?」

意外な名前が出て少し驚いたが、少女の手には大きな袋があり、届け物だろうかと考えた。
この時間帯、コリコならば煉瓦亭でタカラ達とおやつを食べている頃合いだろう。
それを伝えようとすると、

「アデル?」

コリコが現れた。
あまりのタイミングの良さに驚き、足を滑らせガラクタ山からずり落ちた。

「…大丈夫?」

コリコが声をかけてきたので、大丈夫、と返して体をはたいた。

「あのぉ…」
「あ、ごめん。アデル、僕に用事?」
「はい!!先日お借りしていた本を返しに来ました!!」

荷物をコリコに見せながら、照れたように笑うアデル。
コリコは驚いたような顔をして、荷物を受け取った。

「もう写本したの?貸したの、つい最近だったよね?」
「いつまでも借りているのは迷惑かと思って、がんばって書き終えました!!」
「そうなんだ。アデルはすごいね」
「そ、そんな…褒めても何も出ませんよぉ?」

頬を染めるアデルの様子は、コリコに好意を持っていると分からせるには充分な反応だった。
そんなアデルの好意を知ってか知らずか、コリコは微笑してアデルの頭を撫でた。

「時間あるなら、また本貸そうか?煉瓦亭に戻ればまだあるし…」
「良いんですかぁ?それじゃぁ、お言葉に甘えちゃいます」

語尾にハートマークでも付きそうなテンションで、アデルは嬉々としてコリコの腕に自分の腕をからめた。
一瞬困ったような表情を見せたコリコだったが、腕を振り払うことはしなかった。

「そうだ、キミのこと呼びに来たんだった」

こちらに向き直りコリコがそう言った。

「おやつは皆で食べようと思って。キミの分もちゃんと用意してあるよ」

ふわりと微笑んでコリコは荷物を抱えなおした。

「アデルも一緒におやつ食べよう?」
「わぁ、ありがとうございます。さそってもらえて嬉しいです!!」

コリコの言葉に、嬉しそうにアデルは答えた。

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